南会津遠征

2020/11/14

前回9月の初遠征はあいにくの天気で望遠鏡撮影はできませんでした。
しかし、今回は見事な晴天!朝から鏡をきれいに掃除して光軸もバッチリ。防寒対策も万全です。
しかも今回は家内が弁当を作ってくれました。めっちゃ楽しみです。
いざ、出撃~ 白河ICを降りてふと気がつきました・・・あれ・・・ウエイト持ってきたっけ??
車を止めて確認すると、やっぱりない。えらいこっちゃ、今更引き返せないし。
仕方ないので、コンビニで2リットルの水のペットボトルと荷造り用の紐を買いました。2kgじゃ足りるわけない。不足分は現地で大きめの石でも見つけてそれでなんとかすることに。

現地に着いて早速望遠鏡を設置し、ペットボトルと拾った石でバランスを取ります。
しかし、ウエイト軸に紐で吊るす格好なので、バランス取れたとはいえ、ブラブラします。
揺れがガイドに影響しないか不安でしたが、無いよりましってことでとにかくこの不格好状態で撮影することにしました。

薄明になると、うっすら天の川が見えます。さすが、光害の影響が少ない暗い空!でも今夜は透明度がイマイチでした。

さあ、気合を入れて第1の目標を導入。

1 ケフェウス座のウィザード星雲

暗い空でまともに望遠鏡で撮るのは初めて。露出は1コマ5分と決めていましたが、感度設定がピンときません。
光害まみれの自宅だとISO400でもかぶりまくる露出時間です。
試し撮りでISO800でやってみましたが、ヒストグラムの山はめっちゃ左。
思い切ってISO1600でやってみました。それでもまだヒストグラムは左よりです。
まあ、初めてだし1つ目の目標はこの設定でやってみることにしました。

結果がこれ。
露出不足の気がしますが、驚くほど星が写っていました。
最終的にStarReduction処理してようやくこの程度です。

WizardNebula(NGC7380)
  • ε130D EOS90D
  • 24 x 5min ISO1600 with CBP filter 2020/11/14
  • AstroPixelProcessor PixInsight Lightroom DeNoiseAI

2 ぎょしゃ座の勾玉星雲とドクロ星雲

遅れて到着した連れが、なんと予備の5kgのウエイトを持っていたのでお借りすることにしました。O君、感謝です。
石ははずしたけど、ペットボトルはまだブラブラです・・・

今度は思い切ってISO3200にしました。これでやっとこヒストグラムの山が中央よりちょい左ってとこ。

勾玉星雲(IC405)

2020/12/08 再処理しました。Hubble Palette風です。こっちのほうが詳細出せたかな?

勾玉星雲(IC405) 再処理版
  • ε130D EOS90D
  • 24 x 5min ISO3200 with CBP filter 2020/11/14
  • AstroPixelProcessor PixInsight Lightroom DeNoiseAI

3 バラ星雲

日付が変わって、今度はこれ。
中学生の頃、天文雑誌でよくみかけた憧れの対象の一つです。
連れが早めに撤収すると言うので、12コマの撮影にしました。
残念ながら2コマはガイドエラーでボツ。残った10枚での仕上げです。

RosetteNebula
  • ε130D EOS90D
  • 10 x 5min ISO3200 with CBP filter 2020/11/15
  • PixInsight Lightroom DeNoiseAI

おまけ

薄明中でも見える天の川がきれいだったので、スマホの天体撮影モードで撮ってみました。
GoogleCamera です。なんと3分の間に何枚も撮影してAIで重ね合わせしてくれます。
なので星が流れません。(木星が伸びてるけど・・・・ 外付けレンズMOMENT18mmのせいかな)
スマホでこんなのが撮れるって、すごい世の中になったもんです。
友達にLINEで送ったら、待受にするって喜んでもらえました。

Twilight MilkyWay
  • Google Pixel3a + Momment 18mm
  • GCAM-mod astrography mode

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