M1 かに星雲とM77周辺
2020/12/15
先週末の新月期はあいにくの天気で遠征にも行けず、やっと晴れたので(ってか風さえなければ最高の天気)自宅裏で撮影することにしました。
ところが極軸合わせ中にトラブル発生。MacBook(bootcamp運用)が突然ダウン。バッテリー切れ。
え?あれ?ACアダプタで給電してるのに?以後、電源が入らなくなった。
あとでわかったんだけど、AC給電状態でOpt+Shift+Ctrl押しながら電源ボタン10秒押下で電源周りの設定リセットでAC充電できるようになる。
そんなもん知らんがな・・・
PCがないと、PoleMasterとPintAidが使えない。極軸合わせはいいとして、ピントの方はバーティノフマスクで目視の調整は自信ないのです。
仕方ないから、こんなもんだろぐらいの調整で撮影開始。
今回はM1とM77がターゲットです。
どっちもε130Dの単焦点ではかなり厳しいのはわかっていましたが、まあやってみることにしました。
M1には深い思い入れがあります。
高校生の頃「かに星雲の話」を読んで、その著作者の一人である浜田哲夫先生(故人)のもとで勉強したいと思い、その念願はかないました。
その尊敬する恩師も2018年4月23日にご逝去されました。
私の物理進学のもとになったかに星雲。
先生を偲びながら撮影です。
M1 かに星雲
撮影後、光軸が合ってないことに気づきました。念入りに調整したつもりだったのですが・・・
対象がちいさいのと光軸ズレの影響排除で50%クロップです。
予想以上に詳細を出すことができました。

- ε130D EOS90D CBPフィルター
- 38 x 4min ISO400
- PixInsight Photoshop DeNoiseAI
M77と仲間たち
くじら座のM77とその周辺です。
セイファート銀河なので中心部の明るさが目立ちます。
これも小さい対象でε130D向きではありませんが、なにしろ系外銀河が好きなので。
NGC1055も捉えました。ソンブレロのような姿がカッコいいですね。でも・・・ちっちゃい・・・

- ε130D EOS90D CBPフィルター
- 39 x 4min ISO400
- PixInsight Photoshop DeNoiseAI
今度は年明けかなぁ。
